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あれから何度聞き返しただろう。でも返ってくる答えは同じで、しまいにはペースを乱され、半強制的に納得させられた気がする。
妙な軟禁生活（あいつに言わせれば逃げてもいいらしいがそんなことしたら、どうなるのかわからない）は、今日で三日目になる。ざっと、一真が住むマンションの説明を受けたが、まさか、マンション最上階一フロアとその下が一真の所有だと知って驚いた。
「茜の部屋はここだ」
ざっと三十畳以上はありそうな部屋に、見慣れた本や、コンポが置いてあった。
「な！」
茜の部屋そのものだが、異様に広い。
「配置は変わってないと思うが、お前の部屋物がなさ過ぎだな」
「どういうこと、だ？」
もはや、出る言葉がない。
「ん、大家に言ったら一発だ。両親なんざ、それ以上に楽だった」
「蓮木も両親に話したといっていた。どちらが本当だ？」
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