序章

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* 小さいころ、夢を見た。 傍に、自身と夢を共にする女がいて、その女は一生俺を愛する。そして、俺も生涯その女を愛し抜こうとその女の胸に印をつける。   鮮やかな、藍色のバラの花。   それが、俺なりの女の愛し方だ。   誰から忌み嫌われてもかまわない。   彼女が俺の腕で果て、俺もその女の下で果てれるのならば、世界がくずれようとかまわない。 「一真、華が見つかった」   そう、その思いは今このときのためにあったのだ。
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