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ある晴れた日の4時間目、俺はいつも通り授業中に寝ていた。
単調で長ったるい古文なんかよりも、安らかな夢の中の方がよっぽどましに決まっている。
だが、そんな安らぎも長くは続かなかった。
つんつん
そう… 後ろにこいつがいるからだ。
「起きなさいよ。」
シャープペンシルか何かで俺の背中をつつきながら小声で話しかけてくる。
「先生に怒られても知らないんだから。」
忠告ありがとうよ。 だが、俺は起きるつもりはない。
何故なら…
「まったく…あんたが寝てたら壁が無くなって私が寝れないじゃない。」
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