第六報 出会い、そして別れ

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猫も死んでしまった。助けるために飛び出したのに、結局相手も死んでしまった。   「そっ…か……」   それから桍堵音先輩も口をつぐんでしまった。 またしても沈黙が続く。   「じゃあ今日はこんな人数やし皆帰ってもええから 鈴美は残っとけよ?当番やからな」   そう言い残すと先輩は出ていった。あっという間に残ったのは僕と咲美だけになってしまった。   「咲美、何放送しよう…」   「先輩の事だけでいいだろ…」   その日空は無駄に青くて透き通っていた。
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