第六報 出会い、そして別れ

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「一年生か。何でやめたん?まだ半年とちょっとしか経ってないやろ?」   「ユニフォームがなくて、小さいんやからしょうがないと言われて、怒って乱闘になって…」   あぁ。記憶が蘇る…咲美と友春の喧嘩のきっかけもチビとかそんな理由だったはず。   「田中らしいな」   部屋隅に椅子を持って行き、座っていた薫が言う。続けて彼方がクスクス笑う。 なんかムカつく行動だなぁなんて思ったけど、僕が笑われたわけでもないから気にならなかった。
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