第六報 出会い、そして別れ

16/16
前へ
/233ページ
次へ
「そっか…鈴が放送した人って放送部の人やったんか……」   友春は皆の顔を見回し、ため息をついた。   「また明日来ます。部長方おらんのやったら意味ないからな…」   よっこらせ、とジジ臭く立ち上がり友春はドアにてをかけ、後ろを振り返り一礼してでていった。 桍堵音先輩も立ち上がってドアの方ヘ行った。慌てて桍堵葉先輩が追いかける。   「彼方と咲美は残りや?もう今日は部活は終わり。うじうじするのも性に合わないからね」   僕らは結局全員残った。僕が残った理由は一人で帰る気にならなかったから。 薫は残る気満々だったからね。
/233ページ

最初のコメントを投稿しよう!

101人が本棚に入れています
本棚に追加