第十報 最後の別れ

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「僕が言ってもいいのかな?」   逆光で悠斗先輩の表情はよくわかんなかったけど、きっと笑ってるんだと思う。 だって声が弾んでるんだから。   「どうぞ」   先輩は頷いたのと言葉を確認すると話し始めた。 と、言うか、一言いってから出ていって閉まった。 それに続いて六條先輩達も出ていってしまった。   それが彼らの門出だから…ね。                               「放送部で正解だった。ありがとう」    
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