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眠りの途中
起こさないで
まだ眠りについていたい
気付かないフリをして
目を背ける事の方が楽だから
いつまでも
夢の中の貴方に溺れていたい
叶わないならいっそこのまま
風が吹き抜ける
午後の夕日に目をむけて
見えない世界と
過去との比較でもしましょう
悲しみが
私の心を覆うから
叶わないならいっそこのまま
揺らめく残像
ほのかに漂う残り香
寒さに震えても
もう温もりはなくて
無意識に探してしまう
見えない姿に
ひたすら恋慕う…
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