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月と闇
暗闇に膝を抱え込む
孤独の宴が
今夜も始まる
誰もいない
ただ耳に残っている
幼い頃に聞いていた
和かいメロディーを
口ずさむ
月の光が静かに僕を照らす
それさえも眩しすぎたから
暗幕のカーテンをつけようか
だって独りの僕を
目立たせるようなものだから
闇よ隠してください
孤独な僕を
眩しい世界を
切なく響くあのメロディーと
何も見えない真っ暗な世界が
僕の唯一の救い
けれど今日も寂しさは
僕の前から消えないんだね…
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