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大切な人
命は脆く儚い
一瞬にして消える灯のよう
生きたいと願う涙の数
精一杯伸ばす手さえ目もくれず
無関心な神は
大切な人を連れていく
最初から決められていた運命
それすら知ることができず
突然の絶望と目の前にあった闇に
足が震え 歩き出す事もできない
大切なキミ 僕に出来る事なんて
悲しみから救う事しかないのに
それすら できなかったんだね
強い貴方が
こんなにも弱く
怯えている
何もできない 貴方を救えない
ただ笑ってみせる事が
貴方への薬になるなら
私はどんな時でも笑うよ
だから泣かないで
私は今も幸せだから…
大切な貴方へ―
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