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ー家庭家室前ー
暁斗「ハァ…ハァ…なんとか逃げ切れたみたいだな」
美理奈「う、うん…疲れたよ……」
暁斗「一応こめかみ蹴っといたからしばらくは時間稼げるはずだ」
美理奈「うん…あ、さっきはありがとう///」
暁斗「当たり前のことをしたまでだ。ここにいると無防備だから入ろう」
二人は家庭家室に入った
部屋はかなり綺麗に片付いていて、まだ誰も争ってはいないらしい
暁斗「…誰かいるか?」
暁斗は構えながら部屋に問い掛けた
?「あ…暁斗?」
暁斗「その声は……海都だな?」
海都「やっぱり暁斗か!!安心したよ」
教卓の裏から海都が出てきた
暁斗「無事だったんだな、海都。他には?」
海都「いや、他にはいない。暁斗は美理奈と行動してるのか」
暁斗「ああ、一応な。理科室のことで何かわかるか?」
海都「えっと…亮、種香、美咲が爆発に巻き込まれて死んだ。そして、響太と勇希が転校生に殺されたらしい」
美理奈「嘘……美咲…」
美理奈は崩れ落ちた
暁斗「くっ、亮も……転校生は黒志か?」
海都「いや、軌殺と漆華というやつだ。特に軌殺は危ない。人間をゴミのように殺すからな」
暁斗「見たのか?」
海都「加勢しようと思ったんだが遅かった…だから必死にここに逃げてきたんだ」
暁斗「なるほどな……俺等は黒志に会ったんだ。一応逃げ切れたがな」
海都「お互い運が良かったらしいな。このままここに居た方がいいか……!!」
いきなり海都が暁斗と美理奈を引っ張って机の裏に逃げ込んだ
暁斗「どうした!?」
海都「足音が聞こえた。一応隠れた方がいい」
?「誰かいるんだろう?出てこないと殺しちゃうよん」
人影が一つ入ってきた
暁斗「……牙呂だ。どうする?」
海都「武装してる時点で殺す気だ。暁斗、挟み撃ちで止めよう」
暁斗「ああ」
暁斗は判断側の机に隠れ、時間を距離を計った
牙呂「いるのはわかってる。さっさと俺に殺されちゃえよ♪」
どんどん入ってくる牙呂
暁斗「………今だ!!」
暁斗が声を上げ、海都と同時に飛びかかった
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