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勇太との別れ
前日は勇太のそばから誰も離れなかった。勇太が夜一人だったら、寂しいだろーと思って!
時間は何が起きても過ぎていく-勇太に俺は実と美穂と俺の3人で写っている写真を添えた。由香と晃平は手紙を書き。おかんとおやじは勇太が好きだった帽子、勇太が寂しくないように 沢山思い出のある家族写真を入れた。
もう涙が止まらなく溢れ出てくる。決まっておまえとのいい思い出しか浮かんでこない…神様がもし本当にいるなら、俺はあなたを許さない。 人の命を平気で奪うようなやつが笑っていて 人の痛みがわかり、おもいやりがある人間をこんな姿に変えて…絶対に許さない。
もっと勇太と話をしとけばよかった。もっといっぱいほしい物言ってくれればよかった。
俺は後悔の気持ちで頭がおかしくなりそうだった…
いよいよ出発の時間になった。
霊柩車に勇太を乗せて火葬場に向かった。
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