プロローグ

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バイオニア2 バンバンバババババ マシンガンの乱射音が響き渡る。 「ユキ。お前はここに隠れてるんだ」 「いやだょ~。一人にしないでぇ~。怖いよ~」 ユキは泣きながらグリードの袖を握って放さなかった。  「大丈夫。パパは絶対戻って来る」 「ほんと~?」 少し泣き止みユキは言った。 「あぁ!今までパパが嘘付いたことあったか?」 「ある~」 「こうゆう時くらいないって言え」 「うん。グスッ、ない」 「だから今度も大丈夫だ」 「うん!」 「よし。偉いぞユキ。ここでおとなしくしてるんだぞ」 それが最後に聞いた父の言葉だった。
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