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「ユキ、訓練は簡単だろうけど油断するなよ」
ロジャーは心配そうにユキを見た。
「…うん…ありがとう…行って来るね」
ユキはロジャーに背を向け出て行った。
集合場所に行く途中、見た事がある…と思う人にユキは声をかけられた。
「お~い…ちょっと待ってくれ~」
「…誰?」
ユキは振り返り走って来た自分より3、4歳離れた男を見た。
「へ?俺の事覚えてないのか。俺はライネル、バスターズ試験で一番最初に入った…」
「あ…あのブーマに…コテンパンにされた人」
グサッ
ライネルはユキの会心の一撃をくらった。
「う、痛いとこつくなぁ。とりあえず礼を言わしてくれ。ありがとう」
「…なんでお礼を…言われるの?…私は…あなたが負されたブーマを…倒しただけ」
グサッグサッ
「く、それは君があのブーマを倒してくれなかったら俺がやばかったから。それに感謝してるんだ」
「…そうだね…あの時…私が…ブーマを倒して…なかったら…あなたはここにいないもん」
グサッグサッグサッ
ライネルの体には目には見えないセイバーが何本も刺さっていた。
「そ、そうゆうことだからありがとう。この借りは必ず返す。だからこれからよろしく」
「うん…よろしく…あと…返さなくていいよ」
バシュゥゥン
「ぐはぁぁぁ」
ライネルは目には(以下省略)で腹を貫かれた。
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