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強化訓練
「……キ……ろ」
ユキは誰かに呼ばれながら体を揺すられる。
「う…う~ん」
「ユキ、起きろ」
声の主はやはりロジャーだった。
「う~ん、あぁ……おはよう……ロジャー」
「おそようだよ、ユキ」
「ご…ごめんなさい」
ユキは子猫の様にきゅ~っといった感じで布団を口元に近付けて縮まる。
その姿を見てロジャーはかなり赤くなった。
「ッ!?//////い、いいよ、こんなに早く起こした俺が悪かったから」
現在の時刻は六時
「…ありがと…ロジャー」
ユキは起き上がり、顔洗いに行った。
それからユキは素早く着替えて、朝食を済ます。
時刻は七時半。
「ユキ、準備は良いか?」
「…うん」
ユキは準備万全の状態だ。
「…どこで…訓練するの?」
「ガーディアンの地下にある坑道だ」
二人は転送装置に向かって歩き出す。
「武器は…どうする?」
「ブランド、クロー系、スライサー系ぐらいかな」
「…わかった」
ユキは装備をサイレンスクローにした。
「クローか、ちゃんとテンポよく攻撃しないとギルチックののけぞりで攻撃が当たらないぞ」
「……わかってる」
ユキとロジャーは転送装置に乗った。
パシュン
パシュン
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