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決意…
月奈は決心をした。
ズット亮太の隣にいることを…そして、もぅ一つの決心は、月奈は綺麗な長い髪の毛を切り美奈になりきることを…
「私にだけつける唯一の嘘て…」
月奈
『りょーたっ退院おめでとう!!』
「君の目になりたい」
亮太
『出たくないこれ以上苦しみたくないんだ…』
月奈
『だけど…』
亮太
『外には色や物があふれている。オレにはもう無縁の世界だ…』
月奈
『そう…残念だな』
カサ…
月奈
『せっかく亮太に似合う靴見つけてきたのにっ。行こうよ!』
ざぁー…
「ちょっとまってよー」
キャハハハ
パッパー
パキっ
ジャリ…
亮太
ビクッ
『わーっ』
ドン…
亮太
『あ…』
グラ…
「ワンワン」
「何が起こって今何が…
闇に落ちるー」
月奈
『亮太!!大丈夫だよ。私は絶対にこの手をはなさないから!!ねぇ亮太風気持ち良いね。鳥もたくさん飛んでるんだよ。空がね
ピンクとオレンジと深い青。たくさんの雲が夕日に向かってのびてるよ。星がもう五つも輝いてる。川はそんな空を水面に写して流れて街もね人もね。』
その時亮太は月奈の手をギュッとにぎった。
月奈
『だんだん夜に包まれて…見えるよ。』
その時亮太は涙がこぼれた亮太
『美奈といると見えるよ。光が色が。こんなにもあざやかに…なにも鮮やかにー…』月奈は嬉しかった例え自分は美奈として聞いていても。
亮太はその日から少しずつ少しずつ月奈に笑ってくれるようになった。
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