●彩雲国文●

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「さくじゅんあにうえー」     いちいちすがりついてくるすぐ下の弟 ぼくは最近この弟がかわいくてしょうがない   ちょこちょこついてきて、ぼくがみると、立ち止まる     「…こくじゅん、なに?」   「あそんで、ください」     ぼくが不機嫌気味でふりかえってそういうと、ふるふる震えて涙目になる こねこみたいで、小動物いじめてる気分になって面白いし、かわいい       「…なにがしたい?きのぼりする?」   「!!はい!」     やさしく笑ってやると、ぱぁぁってこくじゅんも笑う その顔がかわいい。 ぼくはこのかおがだいすき。   手をひいて、ぼくが前を歩く これからもずっとこの関係は変わらない。           試しに投下します
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