4章~2ndGIG~

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「よし、全員揃ったな!?では今日の議題の発表だ!…と言いたい所だが…時にお前たち、この集まりには何か足りないと思わないか?」 「は…?」 「足りないものとは?」 「わからんか?…華だよ!この集まりには華がない!」 「は、華!?」 「そうか、ついにこの男臭い集まりに女性が入るわけですね!?」 「何を言うかぁ!貴様の口から女性などと、百年早い!出直しこい!」 「アンタが振った話題だろ!」 「しかしお前たちが言いたいこともわからんでもない。確かにこの集まりには女性が足りんなあ」 「か、完全に俺らから話題を振ったことになってる…」 「恐ろしい人だ…」 「しかしだ。この集まりには女性が足りないことはわかった。しかし女性を加えることも難しい。なぜだかわかるか?」 「なんででしょうか?」 「教官がゲイとか?」 「お前向こう一年間正座ね」 「い、一年間!?」 「いいか?この集まりに女性が加わらない理由…それは、この体育会系なノリに原因があると思う!」 「な、なるほど!」 「女性には未知な領域なわけですね!?」 「その通り!そこでまずはこの討論会の名前を変えようと思う!そこからイメージを徐々に変えていくのだ!そうすれば…」 「つ、ついに我々にも春が!?」 「教官、一生着いていきます!」 「ありがとう!さあ、俺の胸に飛び込んでこい!」 「…そういうことしてるから、女が入らないんだと思うけど」 「まぁた貴様か!いつもいつも邪魔しやがって!今日という今日は成敗してくれる!そこに直れ!」 「つーか名前変えるって、どんな名前にするんです?」 「そ、そうです教官!我々の新たな門出を彩る素晴らしい名前とは、いったいどういうものですか!?」 「ガンガンにハードルを上げてくれてありがとう。しかし大丈夫だ。すでに考えてある!“青い果実連盟”よし、決定!」 「えええええ!?」 「早まらないでください!」 「何ィ!?別にいいじゃん!さわやかそうじゃん!」 「全っ然さわやかじゃありません!」 「某検索エンジンでその名前入力したら、何やら同人誌くさいものがヒットしましたよ!?」 「ほう、すでにこの名前を使っている者がいたか。では、先人の知恵に習って…」 「お前バカだろ!?」
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