2章~巴里は燃えているか~

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「よし、これで全員集まったな!よく…よくまた来てくれた!」 「な、なにかあったのですか教官!?」 「いや、前回はトバしすぎた上にグダグダだったからもうみんか集まってくれないかと…!」 「そういうグチは飲み屋でお願いします教官!」 「そうだな…せっかくこうして今一度勇士たちが揃ったことだし、さっそく本題に入ろう!」 「教官!今回の議題はなんでしょう!」 「うむ。今回の議題は…みんな、何がいいと思う?」 「えええ!?」 「大変だ!教官が2回目で早くもネタ切れだぞ!」 「ば、馬鹿者!ネタ切れではない!ただ良い案が出ないから、みんなの意見を聞こうと思っただけだ!」 「それ完全にネタ切れですよ!」 「オー人事だ!オー人事に電話しろ!」 「きさまら言わせておけばぁ! ならいい!そこまで言うなら今回の議題は無修正AVを手に入れる方法だ!」 「そ、そんな議題にしたら色んな人に怒られますよ!」 「みんな、奴を捕りおさえるんだ!」 「ええい貴様ら静まれ!大体だ、こんなノープランで書き始めたものが長続きするはずがないだろう!?」 「逆ギレですか!? 見苦しいですよ!」 「自分で始めたんなら、自分で責任取ってください!」 「何、謝りゃいいの!?はいはいすいませんでした!」 「…あのー…」 「なんだ!?今取り込んでるから、後にしろ!」 「いえ。その、ネタがないんだったら…今回の議題は、この討論会の今後の方向性を決めるっていうのはどうでしょう?」 「そ、そ、そ、それだぁー! お前なかなかどうして、良いアイデアを出すじゃないか!そういうのを世間でなんと言うか知ってるか!? …グッジョブって言うんだ!」 「はあ。ありがとうございます」 「つーかお前は前回の討論会で最後の最後、ビニールに包んでるから意味ないとかほざいた奴じゃないかこの野郎! 名を名乗れ!」 「染谷っす。それよりもこのままだと、話が一向に進展しないような…」 「おっと、そうだった!では今回の議題は、今後のこの討論会の方向性についてだ! それでは討論会を開催する!」
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