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「ぎゃはははっ!ありえねぇー!お前の友達そんなんばっかりだな!」
「だから友達じゃ無いってば。」
…飲み始めて2時間近くたった。
タカはいい感じで酔っ払い、テンションが上がっている。
僕も酔ってはいるけど、テンションは上がらない。
「タカ、そろそろ帰ろうか。まだ飲み足りないなら家で飲もう。」
「おっ、そうだな。つーかお前は相変わらず敬語使わないな!」
「苦手なんだよ…敬語は。」
「まぁいいけどな…。お姉さーん!お勘定でー!」
そう言って、店員のお姉さんを呼ぶ。
店員さんは元気よく返事をして、伝票を持ってパタパタと僕らの席にやってくる。
ん?
この店員さん…どこかで見た事ある人だな…。
「あっ!トシさんじゃないですか!偶然ですねー!」
僕が記憶を探っていると、店員さんの方から話しかけて来た。
あぁ、海の家の…
悲美さんか。
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