人間への変質

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そのファンキーなおっさんがこちらに近づいて来た。     「お前が悲美が言ってた男か…冴えねー顔してんなぁ…」     「ちょっ、おと…店長!!いきなり出てきてなんて事言うんですか!」     どうやらこのファンキーなおっさんが店長のようだった。   ………何て言うか……この人が店長なら、店の名前もうなずける。   正にブラックオクトパスだ。     「えーと……」     「あっ、トシさん。この人がウチの店の店長です。さっきは失礼な事を言ってごめんなさい!」     「いえいえ別に悲美さんが謝らなくてもいいですよ。」     「なんだぁ坊主、じゃあ俺が謝らなくちゃ気が済まねーってか?」     「いえ別にそーいうわけじゃ無いですよ。」     「くはは、冗談だよ。悪かったな。俺は店長の輝だ。ヨロシクな。」     「……はぁ…どうも、ヨロシクオネガイシマス。」     いや、何がヨロシクなのかイマイチよく解らないが…。   というか…   テルっていう名前が似合いすぎだ。
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