179人が本棚に入れています
本棚に追加
「じゃあ僕も悲美さんに質問してい？」
「ん？何かな？何でも聞いて！」
「なんであの日、砂浜で僕に声かけたの？」
「…えと、…それはね、………雰囲気が…あの時のトシ君、雰囲気が何となく、私と似てたから、…かな。」
雰囲気？
悲美さんと似てる雰囲気……？
「…それだけ？それだけで僕に、知らない変な男に話しかけてきたの？」
「…うん。」
どうやら罰ゲームでは無かったらしい。
まぁ罰ゲームだったら一緒に飲みに行くなんて事まではしなくてもいいだろうけど。
「そっか…。でも不思議なもんだね。そんな理由でも今こうして一緒にお酒飲んでるなんて。」
「そうだねっ！そうだよっ！せっかくだからもっと楽しく、盛り上がって飲もう！」
そう言って悲美さんは急にテンションを上げる。
でも残念だけど多分僕と二人で飲んでも盛り上がる事は無いだろう。
僕お酒飲んでもテンション変わらないからね。
最初のコメントを投稿しよう！