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「というわけで僕、悲美さんと付き合う事になったんだ。」
「待て待て待て待て~!!…というわけってなんだ!!まずその、というわけ、を聞かせろぃ!!」
あれから悲美さんを家まで送った後、僕は歩いてアパートまで帰った。
アパートに戻ると丁度タカが外で原付をイジってるとこだったので、僕は今日の事を簡潔に伝えた。
簡潔というか…
簡単に。
「まぁ僕にもいろいろあったって事さ。過程なんて聞いてもつまんないでしょ?結果だけわかればそれでよしな世の中だしね。」
「…まぁその方がお前らしいな。とにかく良かったじゃねぇか。」
「うん。全くタカのおかげでは無いけど一応お礼を言っておくよ。ありがとう。」
「…なんて嫌な奴だ。……それにしても…くは~!まさかお前に彼女ができるとはなぁ~…しかもあんなに可愛い…」
「タカ。それは俗に言うひがみってやつかな?」
「うるせぇバカやろう!!俺だって本気出せば彼女の一人や二人楽勝なんだよ!!」
「じゃあタカは人生を本気で過ごして無い堕落した人間なんだね。」
ふむ。
今日の僕は舌が冴えてるな。
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