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横浜みなとみらいのコスモワールド内にある大観覧車。
僕が告白した時を含めれば、これで乗るのは４回目。
つまりこの一週間で悲美さんとデートと呼ばれる行為をする際、３回もこの観覧車に来ている。
まぁぶっちゃけ高所恐怖症なんてのは嘘だけど、でも僕はここに来れば告白した自分を思い出して恥ずかしくなるので出来れば来たくない場所だった。
それが悲美さんにとっては思い出の場所であっても。
「うーん…やっぱり僕としては落ち着かないや。」
「じゃあ何で告白の場所をここにしたの。別に二人になれる所なんて他にもあったでしょ？」
「んー…その時は思いつかなかったし……それに初めての告白だったから初めての場所でしたかったんだもん。」
「ふーん……まぁそのせいで私には思い出の場所になっちゃったけどねっ！」
思い出の場所ねぇ…
そもそも思い出ってなんだろう。
死んでしまえば…
そんなもの忘れてしまうだろうに…
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