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さて、哲学の時間です。
人間の生命維持活動について。
人間は、基本的に脳ミソだけあれば生きれるらしい。
心臓なんて所詮脳に酸素を送り込むポンプに過ぎない。
他の臓器だって似たようなもの、らしい。
実際脳だけで、首から上だけで生きている人がいるらしい。
脳を触媒に機械で酸素を送り、点滴で栄養を摂る。
…僕はそれを人と呼べるか微妙だけど。
要するに、結局全ての行動は脳の働きによるものって事だ。
…何が言いたいかと言うと、
心臓、つまりハート。
…ハート?
幻想だね。
結局全ての感情だって脳が判断するんだ。
胸がドキドキする?
そりゃ心臓の動悸だ。恋じゃ無い。病院に行け。
「…なーんてね。」
そんな論理的な話しなんか人間はどうだっていいんだよね。
理屈じゃない、気持ちの問題だって事だよね。
「よしっ、哲学の時間終わり。」
僕は部屋で一人呟いた。
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