幸せの真実(2)

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光。       眩しい。       なんだ?       状況がわからない。       「よう。目、覚めたか。」       タカ?   僕は喋ろうとするが、うまく喋れない。   っていうか口になんか着いてる。   酸素マスク?     「ははっ、うまく喋れないだろ。ちょっと待て。」     そう言ってタカが酸素マスクを取ってくれる。     「…タ……カ?」     「麻酔効きまくりでな。お前3日間寝っぱなし。」     「…………?」       「手術、成功だよ。良かったな。生きながらえて。」     あー…   思い出してきた。   僕手術したんだったな。   50%の賭けに…勝ったのか。   ……そうだ。     「…タ…カ。か…悲美さ…んは?」     一瞬タカが僕から目を反らす。     「あー……ちょっと待ってろ。その前に医者の先生にお前が目覚ました事伝えてくるから。」     待て。   今は医者なんてどうでもいい。   …いや、どうでもはよくないか。   一応命の恩人だし。   でも今はそれよりも…   悲美さんに、   悲美さんにこの事を伝えたい。
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