01 高校

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『うんまー!』 ホットココアをちょびちょび飲みながら、ニコニコ動画を見る え?もちろんプレミアム会員ですよ。 さっきのメールのことは忘れ、しばらく動画に夢中になっていた 「ゆっくり実況」を見ようと、マウスをクリックした瞬間だった ―ピンポンピンポン、! 家のベルが荒々しく鳴る。 二階から降りるのはめんどいし、一階にはお母さんもいるからと思い、ベルはシカトした。 「     」 「     」 一階から、やたら騒がしい話し声が聞こえる。 あ、さっきのメール間違えたって一応言っておこうかな 携帯を取り出して、川崎に「間違えましたすみません」とメールを送った さて、ゆっくり実況ゆっくり実況! 『ゆっくりしていっ…ゆ、ゆっく……うぅん。やっぱりこの発音はむずか』 「っしゃあ、オラ!」 『うひゃあ!』 部屋の扉が開いたかと思うと、川崎がそこにはいた。 「おま、…っ」 はあはあと、息を切らしている。 『え、な、なにしに来たの』 「はあ?!お前がメールで会いたいって言うから―…」 ―♪ 取り出した携帯に、丁度メールが来たようだ。 私が、送ったやつかな。  
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