39人が本棚に入れています
本棚に追加
「誰だよくそ、!」
チッと舌打ちをして、メールを読んだ川崎は、私と携帯を交互に見た。
「は?…え?」
『いや、だから…そのメールの通り』
「間違えましたすみません…?」
『うん、すみません』
メールを見ながら読み上げ、私に確認する川崎。
「うそだろー!こんなんありかよ!」
『いや本当すみません、間違えました』
ていうか、まじで来るお前はアホだろ。
今日初めて会った女に『会いたい』って言われたら、普通来るか?
ずっと仲良しの親友とかなら分かるけどさ。
「電車賃、体力、…」
肩を落として、何かぶつぶつ言っている。
『そもそも何で家の場所知ってんの』
一世一代の謎だよ
なぜ知っている。
「あ、」
『誰かに聞いたの?調べたの?ストーカー?』
「ストーカーじゃないわ!ふざけんな!」
全身全霊のツッコミを受けてしまった
えっと、まあ…とりあえず帰らせるか
最初のコメントを投稿しよう!