39人が本棚に入れています
本棚に追加
/23ページ
『ごめんって、電車賃出すからさ、今日は帰れよ』
「いやだね!」
そういうと川崎は、ズカズカと部屋に入って来て、ベッドの上に腰掛けた。
「もう終電ないし、帰れないー」
『あほ、歩け』
「ひっでぇ!呼び出したのはそっちのくせに!」
勝手に来たのはそっちだろ。
つかベッドから降りろこんちきしょう。
「メール、…」
『は?』
「誰と間違えたん?」
川崎は、携帯を開いてベッドに寝転んだ。
「寂しい、会いたい。
誰に、こんな積極的なメール送ろうとしたのかな?」
にやりと笑って、私の顔を見る。
ヤバイ、なんか…
こいつの目見てると、言ってしまいそうだ。
『関係、ない』
思わず、そらしてしまった
最初のコメントを投稿しよう!