02 好意

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「寂しい、会いたい」 そう彼女からメールが来た時、体は勝手に動いていた。 電車に乗って、彼女の家まで走った。 そんで、会った瞬間に間違いだと、知らせられる。 一瞬、頭ん中が真っ暗になったよ。 「誰と、間違えたの?」 聞いてはいけないことだった。 『あんたには関係ない』 冷たく、そう言われてしまった。 だけど、なんか止まらなくなって、彼女をいじめてしまったのかも。 誰にも、ふり返りたくない過去がある。  
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