02 好意

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これでいいんだ。これでいいんだ。 頭の中でその言葉がぐるぐる回る。 「おっはよー!」 教室のドアを開けると、みんながそれぞれ挨拶を返してくれた。 窓際の後ろから二番目に座っている友達、優生に近づく 「ゆーせー、おはよう!」 「おはよ!なんか今日テンション高いね」 俺の席は優生の一つ後ろ。 そこにゆっくり腰をおろして、鞄を机にかけた。 「カラゲンキ」 「…え?」 なーんてな!と、優生の肩をパシッと叩いた。 その瞬間、みゆが教室へ入ってくる  
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