story2 放課後の窓辺

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  「でもね…でもッ!もう…誰かを傷つけたりしたくないの。だから…。」   陽菜は必死に砂名田に訴えた。   「…お前がそういう気持ちなのはよくわかる。」   陽菜には暗い過去があった。憎しみや悲しみのドン底まで落ちたらしい。     砂名田はその過去を知る1人だった。     きっと、彩にはそんな辛い想いはさせたくないのだろうと砂名田は察した。
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