story2 放課後の窓辺

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陽菜は窓に向き直った。   「別に…!」   そう言う陽菜の視線の先には、友達と楽しそうに喋っている小柴の姿があった。     砂名田は陽菜の隣りに立ち、陽菜の視線を追った。   「好きなのか?小柴のことが…。」   「へッ!!??」   陽菜は砂名田の言葉に驚き視線を横に向ける。   「なッ…なんで?」   陽菜は目をキョロキョロさせて尋ねた。   「今…見てたろ?小柴。」   砂名田は中庭の小柴を見て言った。 陽菜はチラッと横目で見たあと俯きながら、   「…うん。」   と頷いた。それに陽菜は続けて言った。
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