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陽菜は窓に向き直った。
「別に…!」
そう言う陽菜の視線の先には、友達と楽しそうに喋っている小柴の姿があった。
砂名田は陽菜の隣りに立ち、陽菜の視線を追った。
「好きなのか?小柴のことが…。」
「へッ!!??」
陽菜は砂名田の言葉に驚き視線を横に向ける。
「なッ…なんで?」
陽菜は目をキョロキョロさせて尋ねた。
「今…見てたろ?小柴。」
砂名田は中庭の小柴を見て言った。
陽菜はチラッと横目で見たあと俯きながら、
「…うん。」
と頷いた。それに陽菜は続けて言った。
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