story2 放課後の窓辺

5/9
前へ
/117ページ
次へ
  「なんだよ…それ。河嶋(カワシマ)は関係ないだろ!」   砂名田は陽菜の左腕を掴んで言った。陽菜は、びっくりした顔で砂名田を見上げた。 陽菜は   「彩を…友達を大事にしたいんだ…。」   と優しい声で言うと、砂名田が   「大事にすることと、気持ち隠すことは違うだろ?」   言い聞かせるように言った。     陽菜は今にも泣き出しそうだった。
/117ページ

最初のコメントを投稿しよう!

147人が本棚に入れています
本棚に追加