~二年の夏~

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例年の様に背番号が渡された 緊張の面もちで監督が 『今から背番号を配っていく。 まず一番宮田。 宮田悠斗。お前がエースナンバーだ。二年だが頼んだぞ!』 オレは何が何だか分からなかったがとりあえず名前が呼ばれたので前に行くと 『お前を信じる!』と監督が言っていた 背番号をもらった時にやっとその意味が分かった 『背番号1エースナンバー。オレが背負うんだ』 オレは嬉しさと共にチームを引っ張らなきゃいけないというプレッシャーが襲ってきた すると背番号2をもらった野田先輩が 『なにもお前1人で背負わなくてイィんだ。チームがいるんだ』と優しく声をかけてくれた オレは『はい』と野田先輩の一言で随分ラクになった
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