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頭がボンヤリする。
汗だくになった躰をベットに横たえたまま、お互い一言も言葉を交わすことはしなかった。
どれ位経っただろう?
躰中の汗が乾ききって、少し肌寒くなった頃だ。
「お風呂入ろうか?」
アイツがグッタリした俺の躰を起こすと、自分のズボンのポケットから鍵を取り出した。
俺の足枷にその鍵を差し込み、回す。
カチリ
小さな音を立て枷が外れた。
すぐさまアイツは俺を抱き上げ、部屋を出る。
俺のコト、軽々と持ち上げやがって…。
男としては、少し屈辱的だ。
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