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向かった先はバスルーム。 アイツは俺を椅子に座らせた後、シャワーのコックを捻り熱めのお湯を俺に浴びせた。 「熱くないかい?ケイ」 ケイ…それが俺の名前らしい。 俺には記憶が無い。 アイツが呼ぶ「ケイ」と云う名前さえも、本当の名前なのかも解らない。
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