逆転の味噌ラーメン

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歩いてそれほどの距離もない味噌ラーメン専門のラーメン屋≪やたぶきや≫             真宵の行きつけであり、成歩堂も真宵に連れられて良く来ているので言ってみれば常連である。             なので、入るや否や主人はラーメンを作る。             二人はそれを当然のように流して完成を厨房前のカウンターで待っている。                                 「うぅー……まだかなぁ」             「そんなに早くできるわけないだろ、まだ入って1分も経ってないじゃないか」             「でもでも! 早く食べたいでしょ!!」             「わがまま言わないでよ……真宵ちゃん……」                                           先ほどから何度も何度も吐いているため息よりも大きなため息を吐くと、成歩堂は大きく首を落とす。             多くの仕事の疲労に加え、真宵の攻撃もあってか(実はこっちの方が大きいだろう)彼の疲労はピークに達しかけていた。             ちょうど2分といったところだろうか、そんな彼を同情するかのように主人から味噌ラーメンを渡された。
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