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「テメェの顔見りゃわかんだよ・・・。」
『何を?』
「走ってたんだろ!?無理してんじゃねぇ!殺す気か!!?」
『へっ!?;死にたいとは思ってないけど・・・?』
-プチッ-
嫌な音がした。
「俺様を殺す気かって言ってんだ!!」
『ひぃ;ごめんなさい!!』
「おら、行くぞ」
妖一は私の手を取り歩き出した。
『妖一、大丈夫だから;ちゃんと一人で歩けるから・・・。』
「良いか?俺様が居ねぇ所で動くな!解ったか!?」
私はあまりに強引で子ども扱いしてくる妖一に怒りを覚えた。
『どうして・・・?』
「あ゛?」
『どうして妖一はいつもそうなの?私にだってやりたい事有るよ?どうして子供扱いするの!?』
「・・・。言いたい事はそれだけか?早死にしたいなら勝手にしやがれ」
『妖一のバカッ!!』
私は制服なのも気に止めず、今までで一番良い走りで部室に飛び込んだ。
-バタンッ-
部室には栗にぃと限にぃが居た。
栗「どうしたの?そんなに急いで;」
限「何か有ったか?灑・・・おま・・泣いてんのか?」
『な、何でもないよ・・・wほら!もう始まるよ♪早く行った行った・・・。』
栗&限(灑・・・。)
『あっ、私ちょっと遅れて行くからw;ごめんね。』
限「解った。」
部室には私一人になった。
どうして上手くいかないのかな…。
私はただ貴方に笑ってもらう為に此処に居るのに…。
こんな事に時間を使ってる暇はないのに…。
涙は止まってくれない…。
時間ばかりが過ぎて行く。。。
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