『嗚呼』

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嗚呼、 風の中を駆け抜けてる、 そんな気持ちで 幾千マイルまで君と 繋がっていくよ 100%の細胞に許されてきた 遺伝子の奥にある春の鼓動 曖昧に片づけた光る粒さえも 有りっ丈の心の叫びを 伝えているよ 嗚呼、 風の中を駆け抜けてる、 そんな気持ちで 誰も知らない未開の ワールドエンドの向こうへ 嗚呼、 闇を分けて辿り着ける、 そんな気持ちで 幾千マイルまで君と 繋がっていくよ 口に出せない言葉に 閉じこめてきた 文字に潜んでる短い声 喉の手前で押し込めた 運命の音さえも 額の先から微弱に 伝えていくよ 嗚呼、 雲の上を飛び越えてる、 そんな気持ちで 無限に堕ちていく 悪魔の囁きを蹴りつけて 嗚呼、 闇を分けて辿り着ける、 そんな気持ちで メビウスの輪まで君と 繋がっていくよ 嗚呼、 風の中を駆け抜けてる、 そんな気持ちで 幾千マイルまで君と 繋がっていくよ まだまだやれそうな気がする想い 力を込めて全力で放つ 二言の想い
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