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探していた。
僕だけの青空。
やっと見つけた。
僕だけの景色。
やわらかい場所
爪を立てた。
引っかき傷。
小さな傷口から。
黒が染み込んだ。
どんどん どんどん
奥深くに入り込んで。
僕を、僕だけの景色を侵食した。
真っ暗で
真っ黒で
足場がわからなくなって
躓いたと思ったら
闇に転がり墜ちていた。
助けて。
助けて。
怖くて怖くて、声も出ないよ。
一人はいやだ
独りはいやだ
知っているはずの景色に、
僕は独りぼっち。
帰り道がわからない。
帰りたい。
帰りたいよ。
僕だけの青空。
僕だけの景色。
もう二度と、帰れない道。
陽のあたる場所。
僕の帰る場所。
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