夜明け前…(平成19年)

ベッド

自転車で片道一時間

真夏の陽射しを浴び
母の元へ向かう

痩せ細った母の手足
痩せ細った体を眺め
いいようのない気持ち
『迷惑かけてごめん』
母が泣いて謝る

『お金ないのに迷惑』
言いたくないのに

先のない不安に

負けてきつい事を
言ってしまう…

早く就職しなきゃ

母に仕事首になった のはまだ内緒…

母が心配だ…

でも辛い…

毎日わたしの中で

ネガティブの心がざわめく……