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その日の夜、麻理は携帯を握ってなにやら考え込んでいた。
‐‐‐‐‐
こんばんは♪
メールするの久しぶりだぁっ
今日はノートありがと☆助かりましたー!!
明日返すね(*^_^*)
‐‐‐‐‐
うーん…
こんな文でいいかなぁ?
自覚しちゃった後ってメールするのも怖いんだ…
それから30分程悩んだあげく、結局そのままの文章を送ることにした。
…~♪
卓からのメールを知らせる着うたが部屋に響く。
メールきたあぁぁ!!!!
‐‐‐‐‐
字汚くてごめん!役に立ったなら良かった。
じゃあ明日!
‐‐‐‐‐
んー…、嬉しい…けど、そっけないなぁ…
"じゃあ明日"ってことは、もうメールしない方が良いんだよね
…まぁ最初だし仕方ない!
麻理は少し落ち込みつつも、久しぶりに来た卓からのメールを大事に保護し、メール画面を見つめてはニヤニヤと不適な笑みを浮かべていた。
…明日ノート返すとき、他にも会話できたらいいな♪
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