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いじめられている事に。
なんかしたか?
俺、悪い事したか?
先生が見えたらその行動はなかったかのように止んでしまう。
怖かった…。
毎日のように続くその行動が怖かった…。
次第に増えていく体の傷。
心配する両親を苦しめたくない。
その一心だった。
嘘をついた。
『コケたんだよ』
それしか言えなかった。
苦しむのは自分だけで。
心配しなくていい、俺のために。
死にたいなんて知識はなかった。
ただ必死で生きようとしている自分に気付いた。
確かに辛かった。
でも家に帰れば大好きな家族がいる。
大好きな時間がある。
大好きな笑顔があるから。
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