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次は社会だ。先生はまだ来ていない。
教室には、明らかに他の授業とは違う雰囲気が漂っている。誰一人喋ろうとしない。
そして遂に先生が入って来た。その瞬間、教室の緊張は一気に最高潮に達した。
その理由は、とにかく先生が怖いからだ。この学校の全ての生徒から恐れられている。
なんとその恐怖の余り、あのオッドアイが唯一社会の授業では寝た事がない。
「授業始めんぞゴーラァァ!!!!」
先生が吠えた。みんなの目に涙が浮かぶ。
誰一人喋らぬまま恐怖の授業は始まった・・・。
そして、何事もなく授業が中盤辺りまで進んだ時、遂にそれは起こってしまった。
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