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半分くらいの花火が上がった頃、彼が隣に走ってきた
笑って迎える私
ちゃんと、笑えてたょね?
彼は何度も謝ってくれた
不満はあった
一緒に回ろうねって、約束してたから
でも、必至に謝る彼が愛おしくて、ぃぃょって、応えた
それから、手を繋いで、二人で短い花火をみた
お祭りが終わってから、みんなで花火をしようって決まって
まっすぐ、海へ向かった
花火は綺麗で、眩しくて、楽しかった
そのあと、私たちは先に帰った
我慢してたのに、彼に不満をぶつけてしまった帰り道
彼は何も言わずに帰っていった
メールして謝っても、電話しても、素っ気なくて
悲しくなった
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