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休日のショッピングセンター。独り身の私は、暇な休日はそこで映画を観たり、買い物したり、時間を潰していた。
そこで、仕事のモヤモヤを吹き払うことで、なんとか気持ちの糸を繋いでいた。
そんな、ある休日。後ろから声かけられるのを聞いた。…さん!
オッサンだった。
会いたくない人に会ってしまった、と苦々しく思った矢先、近くにいた小さい影が近寄ってきた。
…こんにちは…
オッサンの子供だった。聞けば、家族で買い物に来ていて、オッサンが子供を見ているところだそうだ。
結婚が遅かったということで、子供もまだ小さい。
いつもの私だったら、すぐその場を離れたかっただろうが、その日は離れるタイミングも掴めないうち、オッサンの奥方、戻ってきて、一緒に食事することになった。
仕事が絡まなければ、どこにでもある普通のおじさんだな~と感じながら、一緒の時間を過ごした。
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