サッカーコラム

８月

８月29日
スペインから訃報が届いた。セビージャ所属のプエルタ(22)が亡くなったのだ。プエルタはナバスとセビージャの両翼を担っていて、Ａ代表経験もある期待の若手だ。
事の発端はリーガ開幕の8月25日、セビージャ対ヘタフェ戦内で起きた。走っている途中に接触があった訳でもないのに突然倒れた。コンフェデ杯での元カメルーン代表の故・フォエの悲劇が脳裏をよぎった方も少なくないだろう。重度の不整脈により心肺停止になりながらも一時は自分の足で歩けたがロッカールームで再び気絶、一晩に数回心停止となるもその後回復へ向かっていると報道されていた。それが一転、今日未明に亡くなった。
スペインではレアルマドリードがサンチャゴベルナベウ杯を中止、ＣＬ予備戦のセビージャ対アテネも延期、セビージャの選手達も帰国と、選手やフロント、さらにメディアまでもが事態の重大さをわかっている。もし日本で同じことが起きたら日本のメディアははやしたてるように騒いだろう。朝青龍についての報道のあり方をみてそう思わずにはいられなかった。
話を戻すとしよう。スペインの若き雄の早すぎる死は残念でならない。プエルタのご冥福をお祈りします。