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あの時から?
鎖をかけて閉ざしてる。
いつの間にか闇を好み鍵をかけた。
それはきっと冷たく。
それはきっと孤独。
光を憎み。
そして望む。
底知れぬ深い闇。
本当の闇。
何度も本当の闇は見た。
そこには何もない。
歩いても何もない。
でも最後に行く場所はどうしても光の近く。
捨てた光に導かれ闇を抜けだし。
闇を恐れて鎖を解こうと手をだした。
鍵をかけた鎖は解こうとしたって外れはしない。
だから今、鍵を探して歩き出す。
いつか必ず。
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