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「別になにも…」
「帰宅部だったもんな」
カチンときて強く言い返す。
「お前だって帰宅部だったじゃん」
「過ぎたことは水に流せよ」
納得いかなかったが、流は早めに昇降口に向かった。
そして不運な事に昇降口でお母さんに出会ってしまった
「流ちゃん。最近変な事件が起こっているから気をつけてね」
「変な事件って?」
「なんかね~何かに噛まれて全身が燃えた死体が……あっ、そんな事より流ちゃん、おつかい頼める?」
「この書類泉ヶ丘高校までよろしくね~」
って、隣町まで走るそんな体力ないってーの
「うわっ、もう8時じゃん」
近道するか。でもあそこ人通りが少ないんだよなー
ふと前を見ると一人の少女が駆けていった
たしか同じクラスの小柴さん
「お~い、小柴さ…」
すると彼女は、逃げるように走り去っていった
「…僕ってそんなに嫌われているのかな」
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